ジャパンディスタイルを小さなアパートで始める方法
ジャパンディという言葉を初めて聞いたのは2020年のことでした。北欧デザインの機能性と、日本の「間」の美学を組み合わせたスタイルとして紹介されていましたが、実際に自分の24平米の部屋でどう実践するかは、どこにも書いていませんでした。この記事では、小さなアパートでジャパンディを始めるための具体的な手順を書きます。
ジャパンディの5つの基本要素
ジャパンディスタイルを構成する要素は、大きく5つに分けられます。色、素材、余白、光、そして手仕事です。この5つのうち、どれかひとつを変えるだけでも、部屋の印象は変わります。全部を一度に変える必要はありません。
色については、白・ベージュ・グレー・ブラウンの4色を基本にすることをおすすめします。アクセントカラーは使わないか、使うとしても深い緑や錆色など、自然界にある色に限定します。日本の伝統色の名前を調べてみると、選択の参考になります。
素材から始める:木・リネン・陶器
ジャパンディの部屋で最もよく使われる素材は、無垢材、リネン、陶器の3つです。これらに共通しているのは、経年変化を楽しめることです。使うほどに表情が変わり、傷や色の変化が「味」になる素材を選ぶことが、ジャパンディの考え方に合っています。
小さなアパートで素材を取り入れる際は、大きな家具より小さな道具から始めることをおすすめします。陶器のマグひとつ、リネンのクッションカバーひとつ。そこから少しずつ広げていくほうが、部屋全体のバランスを保ちやすいです。
- 無垢材:ローテーブル、トレー、カッティングボード
- リネン:カーテン、クッションカバー、テーブルクロス
- 陶器:マグ、小皿、花器
余白をつくる:置かないことの技術
ジャパンディで最も難しいのは、余白をつくることです。物を置くことより、置かないことのほうが意識的な選択を必要とします。棚の上に何も置かない場所をひとつ作る。テーブルの上を使い終わったら必ず片付ける。そういう小さな習慣の積み重ねが、余白を維持する方法です。
余白は「空っぽ」ではありません。光が当たる面積が増え、視線が抜ける場所ができ、部屋全体が広く感じられるようになります。20平米の部屋でも、余白の使い方次第で、実際の広さより広く感じさせることができます。
ジャパンディは完成形のあるスタイルではなく、自分の部屋と対話しながら少しずつ変えていく過程です。まず一番気になっている要素から始めてみてください。